一級建築士【構造】ひっかけ問題○×クイズ39選|実戦形式で正誤判定力を鍛える
一級建築士 学科Ⅳ(構造)の正誤判定トレーニングです。力学の基本関係式と、各構造種別(木造・S造・RC造)の特性、耐震設計の考え方を正確に押さえる練習として○×形式で39問収録しました。答えを隠しながら、まず自分で正誤を判定してから解説を確認してください。
Q1. 長期許容応力度は、短期許容応力度より一般に小さい。
A. 正しい — 長期荷重は継続作用を考慮するため、許容値は通常小さく設定される。
Q2. 引張材では、部材軸方向の引張力に抵抗する。
A. 正しい — 力の向きと部材の変形を対応させる。
Q3. 圧縮材は、細長比が大きくなるほど座屈に注意が必要になる。
A. 正しい — 細長い圧縮材では座屈が支配的になることがある。
Q4. 座屈荷重は、部材の長さが長くなるほど大きくなる。
A. 誤り — 理想化したオイラー座屈では長さの二乗に反比例する。
Q5. ヤング係数が大きい材料ほど、同じ応力度に対する弾性ひずみは小さい。
A. 正しい — σ=Eεの関係。
Q6. 断面二次モーメントは、断面の形状・寸法に関する量である。
A. 正しい — 曲げ剛性EIに関係する。
Q7. 同じ断面積なら、断面二次モーメントは断面形状によらず一定である。
A. 誤り — 材料の配置によって大きく変わる。
Q8. 梁のたわみは、荷重だけでなくスパンや剛性にも左右される。
A. 正しい — EIとスパンの影響が重要。
Q9. 曲げモーメント図の傾きは、せん断力と関係する。
A. 正しい — 分布荷重・せん断力・曲げモーメントの関係を確認する。
Q10. せん断力図の傾きは、常に曲げモーメントと等しい。
A. 誤り — 荷重分布との関係を介して整理する。
Q11. ピン接合部では、理想化上、曲げモーメントを伝達しない。
A. 正しい — ピン支点は回転可能として扱う。
Q12. 固定端は、理想化上、水平・鉛直移動と回転を拘束する。
A. 正しい — 反力・反力モーメントが生じる。
Q13. 単純支持梁の両端では、両端とも固定端モーメントが発生する。
A. 誤り — 理想化した単純支持では端部モーメントはゼロ。
Q14. トラス部材は、理想化上、主として軸力を負担する。
A. 正しい — 節点をピン接合とする等の理想化による。
Q15. ラーメン構造では、柱梁接合部の剛性により曲げモーメント等を伝達する。
A. 正しい — 剛接合が基本。
Q16. 耐震壁は、地震時の水平力に抵抗する要素として機能する。
A. 正しい — せん断・曲げ等で水平力を負担する。
Q17. 剛性の高い耐震要素を配置すると、地震時の力は必ず均等に分配される。
A. 誤り — 剛性分布、偏心、床剛性等により負担割合は変わる。
Q18. 建物の剛心と重心の位置関係は、ねじれ応答に関係する。
A. 正しい — 偏心を小さくすることが一般に重要。
Q19. 層間変形角は、階の水平変位をその階高で除した量として扱う。
A. 正しい — 地震時変形の評価で頻出。
Q20. 一次固有周期は、建物の高さが高くなると一般に長くなる方向にある。
A. 正しい — 剛性・質量との関係も含めて考える。
Q21. 建物の質量が増えると、他条件が同じなら固有周期は必ず短くなる。
A. 誤り — 単純化した1自由度系では周期は質量の平方根に比例する方向。
Q22. 減衰が大きいほど、地震時の共振応答は一般に抑制される。
A. 正しい — 応答スペクトルの考え方と関係する。
Q23. 靭性は、破壊までに大きな変形能力を持つ性質と関係する。
A. 正しい — 耐震設計で重要な概念。
Q24. 脆性破壊は、大きな塑性変形を十分に伴ってから生じる破壊である。
A. 誤り — 脆性的な破壊は急激に生じ、大きな変形能力を示さない。
Q25. 鉄筋コンクリートでは、コンクリートが圧縮、鉄筋が引張を負担する考え方が基本である。
A. 正しい — 曲げ材の基本。
Q26. 鉄筋とコンクリートの付着は、RC部材の一体的な挙動に重要である。
A. 正しい — 付着によって応力伝達が行われる。
Q27. かぶり厚さは、鉄筋の腐食防止や耐火性等と関係する。
A. 正しい — 耐久性・耐火性の観点で重要。
Q28. PC構造では、コンクリートにあらかじめ圧縮力を導入する考え方がある。
A. 正しい — プレストレスによりひび割れ等を抑制する。
Q29. 木材は、含水率が変化しても寸法変化を全く生じない。
A. 誤り — 含水率変化に伴う収縮・膨張がある。
Q30. 木材の繊維方向と直交方向では、強度・剛性の性質が異なる。
A. 正しい — 異方性材料として扱う。
Q31. 鋼材は、引張に対して比較的高い強度を持つ。
A. 正しい — 構造材料として重要な特性。
Q32. 鋼材の細長い圧縮部材では、局部座屈や全体座屈に注意する。
A. 正しい — 板要素と部材全体の安定性を区別する。
Q33. 許容応力度設計では、作用する応力度が許容応力度を超えないことを確認する。
A. 正しい — 基本的な照査概念。
Q34. 保有水平耐力は、建物が水平力に対してどれだけ耐えられるかを評価する考え方と関係する。
A. 正しい — 終局状態を考慮した耐震評価の一つ。
Q35. 地盤の許容支持力度は、基礎の大きさとは無関係で常に一定である。
A. 誤り — 地盤条件・基礎寸法・根入れ等の影響を受ける。
Q36. 液状化は、地震時に飽和した緩い砂質地盤等で生じることがある。
A. 正しい — 地下水条件と地盤特性が重要。
Q37. 不同沈下は、建物の各部で沈下量に差が生じる現象である。
A. 正しい — 上部構造へのひび割れ等につながる場合がある。
Q38. 構造計算では、荷重の種類を区別せず一律に扱う。
A. 誤り — 固定荷重、積載荷重、積雪、風、地震等を区別する。
Q39. 構造問題では、単位と符号、支点条件、荷重位置を最初に確認すると計算ミスを減らせる。
A. 正しい — ひっかけ対策として有効。
まとめ
構造のひっかけは「必ず」「常に」「無関係」といった断定表現や、比例関係の向きを逆にした選択肢に多く潜んでいます。公式を丸暗記するだけでなく、各変数がどう影響し合うかを理解しておくことが得点につながります。
本記事は学習用の練習問題であり、公式過去問の転載ではありません。試験の出題形式・傾向は年度により変わるため、最新の公式情報も併せて確認してください。
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