設備設計一級建築士 法適合確認【平成27年度】過去問学習ノート(要約・言い換え版)
本記事は「設備設計一級建築士 法適合確認 過去問学習ノート」シリーズの平成27年度分です。著者自身の学習用ノートを、著作権に配慮して要約・言い換えた上で公開しています。原問題の設備配置図等の図版は掲載していません。原問題は建築技術教育普及センターの公式サイト等でご確認ください。
問1:給気送風機の風量
不適切な理由:給気送風機の風量は、床面積×1立方メートル/min×60(下限)〜排煙口面積×550立方メートル/min×60(上限)の範囲内とする必要があり、6,000立方メートル/hはこの範囲外のため不適。排煙口位置・開口面積・壁付手動開放装置位置・給気口位置はいずれも適合。
問2:壁付排煙口の高さ
不適切な理由:自然排煙口は天井から80cm以内かつ防煙垂れ壁の背丈以内に設ける必要があるが、図では防煙垂れ壁50cmを超えて排煙口があり、排煙口面積が不足(床面積300平方メートル→6平方メートル以上必要なところ、実際の面積2.4平方メートルは不足)のため不適。
問3:排風機の必要風量
不適切な理由:フードⅠ型の要求風量はV=30KQの計算式で約1,199.7立方メートル/h以上必要なため、800立方メートル/hは不適。
問4:ボイラー煙突の高さ計算
不適切な理由:ボイラーの煙道接続口中心から頂部までの高さは計算上15.5m以上必要なため、7.0mは不適。計算式:h≧(1/Av²)×(VQ×3,600)²×((0.02ℓ/√Av)+0.3n+0.6)+0.2(Pb-Zf)。
問5:換気・排煙・冷却塔の複合設問
不適切なもの:C 冷却塔ケーシング開口部の網目は26mm以下の金網が必要なため、30mmは不適。
A(天井高3.5m以上の居室の有効換気量緩和計算)、B(水泳場は排煙設備設置対象外)、D(排煙機電源を自家発電装置から600V二種ビニル絶縁電線で供給)はいずれも適合。
問6:高置水槽の排水口空間
不適切な理由:飲料水貯水タンクの水抜管排水口空間は最小150mm必要なため、100mmは不適。吐水口空間(呼び径65Aで100mm以上)、離隔距離(600mm以上)、雑用水高置水槽の勾配・離隔距離(上水でないため規定なし)はいずれも適合。
問7:通気横枝管・汚水槽通気管の複合設問
不適切な理由:通気横枝管は最高位器具あふれ縁より150mm以上上方で横走りさせる必要があり不適。また、汚水槽の通気管が伸頂通気管に接続されている点も、単独で大気開放すべきところ不適。ベンドキャップ位置・汚水槽勾配・通気管径・マンホール・雨水ますトラップ深さはいずれも適合。
問8:給水系統・防火区画の複合設問
不適切なもの(図1):上水高置水槽と雑用水高置水槽の給水管が直接連結されており、クロスコネクション禁止に反するため不適。図2(密閉式貯湯タンクの逆止弁接続)、図3(浴槽給水のあふれ縁距離50mm以上)、図4(防火区画貫通の通気管処理)はいずれも適合。
問9:排水設備の複合設問
不適切なもの:B 雑用水配管は手洗い付きロータンク式大便器など上水系統の器具に接続してはならないため不適。
A(排水再利用水の塩素消毒)、C(排水槽マンホールの防臭構造)、D(通気弁の設置高さ)はいずれも適合。
問10:給排水設備の複合設問(2)
不適切なもの:D 雨水排水立て管は汚水排水管・通気管と兼用してはならないため不適。
A(バキュームブレーカーによる逆流防止)、B(ウォーターハンマー防止器)、C(凍結深度より深い埋設)はいずれも適合。
問11:非常用照明の設置間隔
不適切な理由:直線配置の非常用照明器具のA2方向設置間隔は天井高さ2.4mの場合8.9m以下必要なため、9.3mは不適。
問12:非常照明用分電盤の主遮断器
不適切な理由:非常照明用分電盤には主遮断器を設けてはならないため不適。
問13:蓄電池の容量換算係数
不適切な理由:1セルあたり許容最低電圧1.76Vの場合、直近上位の1.8VにおけるK1=1.34、K2=0.69を採用する必要があるため、1.7Vの数値を採用している点は不適。
問14:避雷設備の複合設問
不適切なもの:A 隣接する別敷地の建築物の避雷設備保護範囲内にあっても、自建築物の避雷設備を省略することはできないため不適。
B(エレベーター機械室のみが20m超の場合の部分保護)、C(既設避雷設備が旧JISの場合の増築部分への適用)、D(保護レベルⅡの引下げ導線平均間隔15m)はいずれも適合。
問15:非常用照明・蓄電池の複合設問
不適切なもの:C 避難経路の廊下に露出敷設する非常用照明の停電検出制御配線は耐熱B種配線が必要なため、耐熱A種配線は不適。
A(共同住宅住戸内の非常用照明設置免除)、B(不燃材料区画廊下の二種耐熱形分電盤)、D(屋外キュービクル蓄電池の最低温度設定)はいずれも適合。
問16:エレベーター緩衝器の種類
不適切な理由:定格速度が60m/minを超える場合は油入緩衝器の設置が必要なため、ばね緩衝器は不適。定員・機械室高さ・出入口高さ・頂部すき間・ピット深さ・床先水平距離はいずれも適合。
問17:非常用エレベーターの設置義務
不適切なもの(図2):高さ31m超部分の床面積合計(400+200=600平方メートル)が500平方メートルを超えるため、非常用エレベーター設置が必要なところ未設置で不適。図1(装飾塔等は設置不要)、図3(必要台数の計算)はいずれも適合。
問18:エスカレーターの昇降口水平ステップ
不適切な理由:勾配30度を超えるエスカレーターは昇降口で踏段が2段以上水平である必要があるため、1.5枚は不適。トラス支持アングルのかかり代計算(103.3mm以上必要、図125mmで適合)は適合。
問19:エレベーター・エスカレーターの複合設問
不適切なもの:C 機械室なしエレベーターの頂部すき間は計算上57.5cm以上必要(H=S+R+V²/720+C)なため、55cmは不適。
A(寝台用エレベーターの積載量計算)、B(速度異常上昇検出速度)、D(エスカレーター停止距離)はいずれも適合。
問20:エレベーターかご壁・地震感知器の複合設問
不適切なもの:A 展望用エレベーターのかご壁ガラスは合わせガラス(JIS R3205適合)またはこれと同等以上の飛散防止性能が必要なため、通常の強化ガラスは不適。
B(段差解消機の地震時管制運転装置は不要)、C(地震感知器の設置位置)、D(支持梁の安全率5.4)はいずれも適合。
まとめ
平成27年度は排煙・給排水の計算問題に加え、避雷設備・非常用照明の細かい規定が多く問われました。計算式を伴う設問は数値の丸暗記ではなく、公式の構造ごと理解しておくことが得点につながります。
設備設計一級建築士 対策シリーズ一覧
はじめに
総合テキスト
分野別対策テキスト
暗記マスター表
過去問・予想問題
- 予想問題集(令和6〜7年法改正対応)
- 過去問学習ノート 目次(平成24〜29年)
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まず「対策テキスト全14章」で頻出数値を押さえ、暗記マスター表と年度別の過去問ノートで仕上げるのがおすすめです。
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