設備設計一級建築士 法適合確認【平成26年度】過去問学習ノート(要約・言い換え版)

本記事は「設備設計一級建築士 法適合確認 過去問学習ノート」シリーズの平成26年度分です。著者自身の学習用ノートを、著作権に配慮して要約・言い換えた上で公開しています。原問題の設備配置図等の図版は掲載していません。原問題は建築技術教育普及センターの公式サイト等でご確認ください。

問1:自然排煙口の有効開口面積

不適切な理由:自然排煙口の大きさは防煙区画床面積の1/50以上必要(130平方メートル×1/50=2.6平方メートル>2.5平方メートル)のため不適。排煙風量も120立方メートル/min以上必要な基準に対し不足(120×60=7,200>6,000立方メートル/h)。壁付手動開放装置(床面から80cm〜1.5m)、異種排煙方式のガラリ位置(天井高さの1/3以下)、自然排煙口位置(天井から80cm以内)はいずれも適合。

図解:自然排煙と手動開放装置
自然排煙と 手動開放装置自然排煙口の 有効開口面積防煙区画の床面積の1/50 以上(天井から80cm以内の部分で算定)手動開放装置の 高さ壁に設ける:床から80cm 以上 1.5m 以下天井から吊り下げる:床から おおむね 1.8m見やすい方法で 使用方法を表示する

問2:煙突高さと隣接建築物との関係

不適切な理由:煙突先端から水平距離1m以内に隣接建築物がある場合、その建築物の軒から60cm以上の高さが必要(9,500-500+600=9,600必要なところ、8,500+1,000=9,500では100mm不足)のため不適。

問3:給気口の有効開口面積

不適切な理由:給気口(常開)有効開口面積は計算上103.3平方センチメートル以上必要なため、100平方センチメートルは不適。計算式:Av=(2KQ/3,600)×√((0.5+0.4n+0.1ℓ)/h)。

問4:排煙スリットほか複合設問

不適切な理由:排煙口は常時閉鎖状態としておく必要があるため、常時開放の排煙スリットは不適。給気口開口面積(1平方メートル以上)、排煙口手動開放装置位置、給気風道断面積(2平方メートル以上)、排煙機能力、給気口高さはいずれも適合。

問5:換気・冷却塔・シックハウス対策の複合設問

不適切なもの:B 集会室の有効換気量は計算上6,667立方メートル/h以上必要(V=20Af/N、N=1人あたり占有面積で3を超える場合は3とする)なため、6,000立方メートル/hは不適。

A(学校・体育館等は排煙設備設置対象外)、C(冷却塔の難燃・準不燃構造基準)、D(常時開放有効開口部が床面積あたり15平方センチメートル以上ある居室は換気設備設置義務免除)はいずれも適合。

問6:通気管末端の離隔距離

不適切な理由:屋上が庭園等に利用される場合、通気管末端は屋上面から上方向に2m以上必要なため、1.9mは不適。他の位置(出入口上端から1.1m確保、横方向4.0m)はいずれも適合。

図解:通気管の末端
通気管の 末端の位置窓・換気口通気管開口部の上端から600mm 以上 立ち上げる(できなければ 水平に 3m 以上 離す)屋上を 庭園・運動場などに使う場合屋上から2m 以上 立ち上げ臭気が 窓から室内へ 入らないように

問7:給水タンク・受水槽の複合設問

不適切なもの(図1):マンホールは給水タンク天井面に勾配1/100程度をつけて10cm以上立ち上げる必要があるが、勾配・立ち上がりともにないため不適。図2(飲料用でない受水槽のクロスコネクション)、図3(排水槽勾配1/15〜1/10)、図4(給水管150Aの吐水口空間150mm以上)はいずれも適合。

問8:防火区画貫通の複合設問

不適切なもの(図4):2階の壁は耐火2時間のためVP管で貫通できる口径は50A以下だが、75Aの壁貫通は不適。図1(7階床・1時間耐火・75A以下)、図2(4階壁・2時間耐火・50A以下)、図3(9階床・1時間耐火・75A以下、8階壁・2時間耐火・50A以下)はいずれも適合。

問9:給排水設備の複合設問

不適切なもの:D 排水槽の通気管は直接外気に衛生的に開放させる必要があり、屋上まで延長せず通気弁のみとしている点が不適。

A(間接排水管口径50mmの排水口空間100mm)、B(合流式下水道への雨水管接続時のトラップます)、C(飲料水貯水タンクの排水口空間150mm)、E(有効容量2立方メートル未満は通気管不要)はいずれも適合。

問10:防火区画・給水設備の複合設問

不適切なもの:C ウォーターハンマー対策では配管流速を1.5〜2.0m/s以下とする必要があり、5m/sは不適。

A(2時間耐火床・50A以下の排水管)、B(通気横枝管の立上げ高さ200mm)、D(ハイタンク式小便器はバキュームブレーカー不要)はいずれも適合。

問11:非常用照明の設置免除条件

不適切なもの(図1):非常用照明の設置免除は避難階の直下階・直上階等の限定条件下のみ適用され、3階は該当しないため不適。図2〜4(直下階・避難階での歩行距離条件)はいずれも適合。

問12:避雷設備の保護角

不適切な理由:地表面から受雷部までの高さ37mの場合、保護角は35度となり建築物屋上階の四隅を保護できないため不適。

問13:非常照明用配線のケーブル種別

不適切なもの:D 直流電源装置から非常照明用分電盤までの配線はFP(耐火ケーブル)が必要なため、CVは不適。耐熱A種(FA)110度・耐熱C種(FC)840度(FP)・一般ケーブルCV。他の選択肢(A・B・C・E・F・Gの各配線区間)はいずれも適合。

問14:蓄電池の許容最低電圧計算

不適切な理由:蓄電池設備と非常用照明装置間の電圧降下はVa+Vc=5V+5V=10Vとすべきところ、5Vとしている点が不適。許容最低電圧Vd=(Va+Vc)/n の計算で1.9Vの換算係数を採用する必要がある。

問15:非常用照明・発電設備の複合設問

不適切なもの:D 非常用エレベーターを設けない建築物の排煙設備動力は電動機付き内燃機関とする必要があり、ディーゼルエンジン駆動(電動機なし)は不適。

A(テナント追加分の電池内蔵形非常照明)、B(10分間容量+10秒以内起動発電機の組合せ)、C(同一敷地内2棟共用の発電機1台設置)はいずれも適合。

問16:エレベーターかご室のガラス設置高さ

不適切な理由:床面から1.1m以下の部分のかご室壁にガラスを用いる場合、床面から0.8m以上1.1m以下の高さに設ける必要があり、1.2mは不適。頂部すき間(1.8m以上)、ピット深さ(2.1m以上)、機械室有効高さ(2.2m以上)はいずれも適合。

問17:非常用エレベーター昇降路の材質

不適切な理由:非常用エレベーターの昇降路出入口の戸は不燃材料で作る必要があり、難燃材料は不適。

問18:エスカレーター固定保護板の寸法

不適切な理由:固定保護板のハンドレール上面からの下部長さは20cm以上必要なため、10cmは不適。

問19:エレベーター・エスカレーターの複合設問

不適切なもの:A 人荷共用エレベーター(床面積3.44平方メートル)の定員計算上24人が正しく、25人は定員超過のため不適。

B(油入緩衝器のストローク計算169cm)、C(非常用エレベーター3台の設置基準)、D(エスカレーター積載荷重32.5kN)はいずれも適合。

問20:エレベーター・エスカレーターの複合設問(2)

不適切なもの:A エスカレーターの踏段幅は1.1m以下必要なため、1.4mは不適。

B(急行ゾーン内非常用着床出入口42m間隔)、C(機械室床面積の保守空間確保)、D(非常用エレベーター設置不要となる床面積基準)はいずれも適合。

まとめ

平成26年度は排煙・給排水設備の計算問題に加え、防火区画貫通や配線のケーブル種別など、法規と実務知識を組み合わせた設問が目立ちました。数値基準だけでなく、計算式の根拠まで理解しておくと応用が利きます。

設備設計一級建築士 対策シリーズ一覧

はじめに

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過去問・予想問題

まず「対策テキスト全14章」で頻出数値を押さえ、暗記マスター表と年度別の過去問ノートで仕上げるのがおすすめです。

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