1級建築施工管理技士 第二次検定【躯体工事】完全攻略|なぜ・比較・ひっかけ・正誤判定演習20問

1級建築施工管理技士 第二次検定は「問題2(用語)」「問題3(躯体施工)」「問題4(仕上げ施工)」「問題5(法規)」「問題6(経験記述)」というブロックで構成され(年度により番号は前後します)、このうち躯体施工に関する出題は、文中の下線部の語句・数値が正しいか誤っているかを判定し、誤っていれば正しい語句・数値に訂正させる形式が中心です。単なる用語暗記では対応できず、「なぜその数値・工法なのか」を理解していないと、ひっかけの下線部を見落とします。この記事では、暗記メモを卒業し、理由・比較・出題のされ方まで踏み込んで整理します。

⚠️ 本記事中の数値は、JASS5(建築工事標準仕様書)・公共建築工事標準仕様書を基準とした一般的な目安です。試験年度によって準拠する仕様書の版が異なる場合があるため、受験する年度の最新版・公式テキストで必ず数値を再確認してください。年度・問題番号を明示した過去問引用は、本記事では正確性を担保できないため意図的に避け、「出題パターンの型」として整理しています。実際の年度別出題は、建築技術教育普及センターが公開する過去問題で必ず照合してください。

0. この記事の位置づけ・使い方

  • 第二次検定の「躯体施工」問題は例年、土工事・鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事・鉄骨工事の5分野から複数の下線部が出題され、正誤判定+訂正が求められます
  • 配点は公表されていませんが、問題2(用語記述)・問題5(法規)と並ぶウェイトを持つとされ、ここを落とすと合格ライン(得点全体の60%目安)に届きにくくなります
  • 本記事の学習順序:①分野別頻出マップで全体像を掴む→②重要12項目を「なぜ」まで理解する→③一問一答→④正誤判定演習→⑤直前暗記シートの順で使ってください

1. 分野別 頻出度マップ

分野出題頻度特に狙われる論点難易度感
土工事・山留め頻出ヒービング/ボイリングの混同、山留め計測管理標準
鉄筋工事最頻出かぶり厚さの数値入れ替え、継手方式の使い分け標準~やや難
型枠工事頻出存置期間(せき板 vs 支保工の基準の違い)、側圧の要因標準
コンクリート工事最頻出打重ね時間・養生日数・塩化物量の数値入れ替えやや難
鉄骨工事頻出高力ボルトの締付け確認方法、摩擦面の管理標準

「最頻出」の鉄筋工事・コンクリート工事は、数値がそのまま入れ替えられる形で出題されるため、後述する重要数値表を優先して仕上げてください。

2. 深掘り解説:最重要12項目

2-1. コンクリートの打込み終了時間

条件練混ぜから打込み終了までの時間覚え方
外気温25℃未満120分以内2時間
外気温25℃以上90分以内1時間30分

なぜそうなるのか:セメントの水和反応は温度が高いほど早く進み、コンクリートの凝結開始時間が早まります。凝結が始まった後に新しいコンクリートを打ち重ねると、層と層が一体化せず、そこが弱点(コールドジョイント)になります。気温が高いほど「まだ固まっていないうちに打ち重ねられる時間」が短くなるため、許容時間も短く設定されています。

何と比較すべきか:似た数値に「打重ね時間間隔」(外気温25℃未満で150分以内、25℃以上で120分以内とされることが多い)があります。「練混ぜ~打込み終了」の120分/90分と、「一つの打込み区画内での層と層の打重ね」の数値を混同しないこと。

試験ではどう出るか:「外気温が25℃を超える日に、練混ぜから打込み終了までの時間を120分として計画した」という文の下線部(120分)を誤りと判定させ、「90分」に訂正させる形式が典型です。

どこがひっかけなのか:①「25℃以上」と「25℃を超える」の境界(以上か超かで対象になる/ならないが変わる) ②120分と90分を入れ替える ③「打込み開始」から起算するように書き換えて誤誘導する(正しくは練混ぜ開始から起算)。

実務では何を意味するか:現場では気温を毎日記録し、夏場はレディーミクストコンクリート工場からの運搬時間も見込んで、打設計画(1台あたりの打込み順序・ポンプ配置)を90分以内に収まるよう逆算して組みます。

一問一答
Q. 外気温25℃を超える場合、練混ぜ開始から打込み終了までの時間の限度は何分か。
A. 90分以内。

図解:練混ぜから打込み終了までの時間の限度
練混ぜ開始(起点)からの経過時間0分30分60分90分120分150分外気温 25℃未満120分以内外気温 25℃以上90分以内

起点は「打込み開始」ではなく「練混ぜ開始」。「25℃以上」と「25℃を超える」の言い換えにも注意。

2-2. 鉄筋のかぶり厚さ

部位最小かぶり厚さの目安
柱・梁(屋内、土に接しない)30mm以上
スラブ・壁(屋内、土に接しない)20mm以上
柱・梁・壁(直接土に接する)40mm以上
基礎(捨てコンクリート部分を除く)60mm以上

なぜそうなるのか:コンクリートはアルカリ性で、鉄筋表面に不動態被膜を作り錆を防いでいます。しかし空気中の二酸化炭素がコンクリート表面から徐々に浸透し、アルカリ性を失わせる「中性化」が進みます。中性化が鉄筋位置まで到達すると不動態被膜が壊れ、鉄筋が腐食し、錆による体積膨張でコンクリートにひび割れ・爆裂を引き起こします。かぶり厚さは、建物の耐用年数の間に中性化が鉄筋まで到達しないための「猶予距離」であり、同時に火災時に鉄筋が高温で急激に強度低下するのを防ぐ断熱層でもあります。

何と比較すべきか:「直接土に接するかどうか」で数値が変わる点が最頻出の比較軸です。同じ柱・梁でも屋内(30mm)と土に接する場合(40mm)で数値が違うことを、部位単体でなく「部位×条件」のセットで覚える必要があります。

試験ではどう出るか:「屋内にある柱の最小かぶり厚さを40mmとした」という文を誤りと判定させ(正しくは30mm)、逆に「土に接する基礎のかぶり厚さを40mmとした」を誤りと判定させる(正しくは60mm)、という双方向の出題があります。

どこがひっかけなのか:①部位と条件(土に接する/接しない)の組合せを入れ替える ②「最小かぶり厚さ」と「設計かぶり厚さ」(最小値に施工誤差を見込んで通常10mm程度加えた値)を混同させる ③仕上げの有無で数値が変わることを利用する。

実務では何を意味するか:配筋検査でスペーサーの材質・個数を確認する際、設計図の「かぶり厚さ」表記が最小値か設計値かを必ず確認します。鉄筋工事の出来形検査で最も指摘が多い項目の一つです。

一問一答
Q. 直接土に接する柱の最小かぶり厚さは何mm以上か。
A. 40mm以上。
Q. かぶり厚さを確保する目的を2つ答えよ。
A. 鉄筋の防錆(中性化・腐食防止)と、火災時の耐火性能(鉄筋の急激な強度低下防止)。

図解:かぶり厚さの測り方と最小値
かぶり厚さ柱の断面(模式図)測り方:最も外側の鉄筋(帯筋・あばら筋)の表面からコンクリート表面までの最短距離柱・梁(屋内・土に接しない)30mm 以上スラブ・壁(屋内・土に接しない)20mm 以上柱・梁・壁(直接土に接する)40mm 以上基礎(捨てコンクリート部分を除く)60mm 以上

模式図。試験では「部位×土に接するか」の組合せを入れ替えるひっかけが定番。

2-3. ヒービング と ボイリング(比較で覚える)

項目ヒービングボイリング
発生する地盤軟弱な粘性土地盤地下水位の高い砂質地盤
原因となる力山留め背面の土圧(自重による回り込み)地下水の浸透圧(水圧)
現象掘削底面が押し上げられる掘削底面から砂と水が噴き上がる
主な対策山留め壁の根入れを深くする、地盤改良ディープウェル・ウェルポイントで地下水位低下

なぜ区別が必要か:どちらも掘削底面の破壊現象ですが、原因(土圧か水圧か)が違うため対策がまったく異なります。ヒービング対策として地下水位を下げても土圧起因の変形は止まりません。逆にボイリングに山留め根入れだけで対応しても水圧は抜けません。原因を取り違えると対策工事が無意味になるため、試験でも実務でも「原因の見極め」が問われます。

どこがひっかけなのか:「ボイリングは軟弱粘性土地盤で発生する」のように、地盤の種類を入れ替えて誤りにするパターンが定番です。

一問一答
Q. 地下水位の高い砂質地盤で、掘削底面から水とともに砂が噴き上がる現象を何というか。
A. ボイリング。

図解:ヒービングとボイリングのちがい
ヒービング(土圧)掘削底面軟弱な粘性土:背面の土が回り込み掘削底面が膨れ上がるボイリング(水圧)掘削底面地下水位地下水位の高い砂質土:水圧で砂と水が噴き上がる

模式図。対策も別物:ヒービング=山留め壁の根入れを深く・地盤改良/ボイリング=ディープウェル等で地下水位を下げる。

2-4. 鉄筋の継手:重ね継手・ガス圧接継手・機械式継手(比較)

継手方式原理検査方法適用の目安
重ね継手鉄筋同士を所定長さ重ねて結束重ね長さ・位置の目視確認細径の鉄筋に多い
ガス圧接継手加熱・加圧により鉄筋端部を接合一体化ふくらみの形状・寸法、超音波探傷試験太径の鉄筋で多用
機械式継手スリーブ等の継手金物とグラウト材等で接合グラウト充填確認孔からの噴出確認狭あいな箇所・太径鉄筋

なぜ複数の方式があるのか:重ね継手は施工が簡単な半面、鉄筋径が太くなるほど重ね長さが長大化し、鉄筋量・かぶり厚さ確保の面で非効率になります。そのため太径鉄筋ではガス圧接や機械式継手が使われますが、ガス圧接は圧接工の技量に品質が依存するため全数外観検査が必須です。機械式継手はグラウトの充填不良という別のリスクがあるため、充填確認孔での確認が要になります。

どこがひっかけなのか:ガス圧接の検査方法として「全数を超音波探傷試験する」と書かれることがありますが、実際は外観検査を全数行い、超音波探傷試験は抜取りで行うのが一般的です。「全数」と「抜取り」の対象を入れ替える出題に注意してください。

2-5. 型枠の存置期間:せき板 と 支保工(比較)

何が違うのか:せき板(側面の型枠)は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm²程度に達すれば取り外せますが、スラブ下・梁下の支保工は、コンクリートが自重や施工荷重を単独で支えられる強度(設計基準強度の100%相当、または構造計算により安全確認した強度)に達するまで外せません。

なぜそうなるのか:せき板はコンクリートの「型」としての役割が終われば外せますが、支保工は「重力に逆らって部材を支える」役割を担っています。強度不足の状態で支保工を外すと、部材が自重で垂れ下がり、たわみやひび割れ、最悪の場合は崩落につながります。

試験ではどう出るか:「スラブ下の支保工を、コンクリートの圧縮強度が5N/mm²に達した時点で取り外した」という文を誤りと判定させる出題が典型です(せき板の基準を支保工に誤用している)。

一問一答
Q. 柱の側面のせき板は、コンクリートの圧縮強度が何N/mm²に達すれば取り外せるか。
A. 5N/mm²以上。

2-6. 塩化物量の管理

何か:コンクリート中の塩化物イオン量は、一般に0.30kg/m³以下に管理します。

なぜそうなるのか:塩化物イオンは鉄筋表面の不動態被膜を局所的に破壊し、中性化を待たずに腐食(孔食)を引き起こします。海砂を骨材に使う場合や、凍結防止剤(塩化カルシウム系)が使われる寒冷地の構造物で特に問題になります。

実務では何を意味するか:生コン工場からの納入書(配合計画書)で塩化物含有量の測定結果を確認し、荷卸し時にも簡易試験で抜取り確認します。

2-7. 高力ボルト摩擦接合とすべり係数

何か:高力ボルトは、ボルトの締付け軸力で生じる部材間の摩擦力によって応力を伝達する接合方式です。摩擦力の大きさを左右する指標が「すべり係数」で、一般に0.45以上を確保します。

なぜそうなるのか:接合面に黒皮(圧延時の酸化被膜)や浮きさび、油分があると、部材同士が滑りやすくなり必要な摩擦力が得られません。そのため接合面はブラスト処理や自然発錆により、意図的に粗い赤錆状態にしてすべり係数0.45以上を確保します。鏡面のようにツルツルにすると、かえって摩擦係数が落ちて危険という点が試験・実務双方の急所です。

どこがひっかけなのか:「接合面を平滑にするため、ディスクグラインダーで鏡面状に仕上げた」という記述を正しいと誤認させるパターン。正しくは、黒皮・浮きさびを除去したうえで粗面(赤錆状態)を確保します。

2-8. トルシア形高力ボルトの締付け確認

何か:一次締め→マーキング→本締めの順で施工し、本締め完了の確認は「ピンテール(先端の細い部分)が破断していること」を全数目視で確認します。

なぜそうなるのか:トルシア形高力ボルトは、所定の締付けトルクに達するとピンテールが自動的にねじ切れる構造になっており、破断の有無が「必要軸力に達したかどうか」を作業者の感覚に頼らず客観的に判定できる唯一の指標だからです。

どこがひっかけなのか:「トルクレンチで締付けトルクの数値を測定して確認する」という記述に誤誘導されることがありますが、トルシア形は専用レンチでピンテールを破断させる方式が原則であり、確認はピンテール破断の目視です。

3. 重要数値まとめ(出典・適用条件つき)

数値適用条件根拠の目安試験での扱い
120分/90分練混ぜ~打込み終了、外気温25℃未満/以上JASS5・公共建築工事標準仕様書数値入替えの定番
30mm/40mm/60mm柱梁(屋内)/直接土に接する部材/基礎JASS5(部位別最小かぶり厚さ)部位と条件の組合せ入替え
0.30kg/m³以下コンクリート中の塩化物イオン量JASS5数値そのものの正誤
5N/mm²以上せき板(基礎・柱・梁側・壁)の取り外しJASS5支保工の基準との混同
0.45以上高力ボルト摩擦接合面のすべり係数鋼構造接合部設計指針処理方法(鏡面 vs 粗面)との組合せ

※上表の数値は目安です。出典資料の版・改訂年によって数値が変わる場合があるため、受験年度の公式教材で必ず最終確認してください。

4. 出題パターンの類型

年度・問題番号を伴う引用は避けますが、躯体施工の正誤判定問題は概ね次の3パターンに分類できます。

  1. 数値入替え型:正しい数値のうち1つを別の紛らわしい数値に差し替える(120分→90分、30mm→40mm等)
  2. 条件すり替え型:適用条件(土に接する/接しない、外気温の閾値等)を入れ替えて、本来別条件の数値を当てはめる
  3. 用語すり替え型:似た工法・現象名を入れ替える(ヒービングとボイリング、せき板と支保工等)

このパターンを意識して過去問を解くと、「何を疑って読むか」が明確になります。

5. 本試験レベル 正誤判定演習(20問)

各文の下線部相当の語句・数値が正しいか誤っているかを判定してください。誤っている場合は正しい語句・数値も答えてください。

  1. 外気温が30℃の日、練混ぜから打込み終了までの時間を120分とした。
    解説:誤り。25℃以上は90分以内。120分は25℃未満の基準であり、条件と数値を取り違えている。
  2. 直接土に接する基礎のかぶり厚さを60mmとした。
    解説:正しい。基礎(捨てコンクリート部分を除く)は60mm以上が目安。
  3. 屋内にある梁の最小かぶり厚さを40mmとした。
    解説:誤り。屋内(土に接しない)の柱・梁の最小かぶり厚さは30mm以上が基準値。40mmは「直接土に接する」場合の数値であり、条件を取り違えている。
  4. 地下水位の高い砂質地盤の掘削で、掘削底面が土圧によって押し上げられる現象をボイリングという。
    解説:誤り。この現象はヒービング。ボイリングは水圧により砂と水が噴き上がる現象。
  5. 粘性土地盤の掘削で、山留め背面の土の回り込みにより掘削底面が押し上げられる現象をヒービングという。
    解説:正しい。
  6. 高力ボルトの接合面は、すべり係数を高めるためディスクグラインダーで鏡面状に仕上げた。
    解説:誤り。鏡面にすると摩擦係数が低下し危険。黒皮・浮きさびを除去し粗面(赤錆状態)とするのが正しい。
  7. トルシア形高力ボルトの本締め完了は、トルクレンチで軸力を測定して確認する。
    解説:誤り。ピンテールの破断をもって確認する。
  8. コンクリートの圧縮強度が5N/mm²に達した時点で、スラブ下の支保工を取り外した。
    解説:誤り。支保工は設計基準強度相当(概ね100%)に達するまで存置。5N/mm²はせき板(側面)の基準。
  9. コンクリート中の塩化物イオン量は、0.30kg/m³以下となるよう管理した。
    解説:正しい。
  10. ガス圧接継手の外観検査は、ふくらみの直径・長さ等を抜取りで確認すれば足りる。
    解説:誤り。外観検査は全数実施が原則。抜取りで行うのは超音波探傷試験等。
  11. コールドジョイントは、先に打ち込んだコンクリートが凝結を始める前に打ち重ねることで防止できる。
    解説:正しい。許容打重ね時間内に打ち重ねることが防止策。
  12. 場所打ちコンクリート杭の施工では、トレミー管を用いず自由落下でコンクリートを打設する。
    解説:誤り。水中コンクリートは材料分離を防ぐためトレミー管を用いて打設する。
  13. 鉄筋のあきは、部材の設計かぶり厚さを考慮して定める。
    解説:誤り。鉄筋のあきは粗骨材の最大寸法等を考慮して定める(コンクリートが行き渡るため)。かぶり厚さとは異なる規定。
  14. マスコンクリートでは、水和熱による温度ひび割れ対策としてパイプクーリングや低発熱形セメントを用いる。
    解説:正しい。
  15. コンクリートの単位水量を大きくすると、ワーカビリティーが向上し、ひび割れのリスクは低下する。
    解説:誤り。単位水量が過大になるとひび割れ・強度低下の原因となる。ワーカビリティーは向上し得るが、リスクは増加する。
  16. 打継ぎ位置は、曲げモーメントが最大となる位置に設けるのが原則である。
    解説:誤り。打継ぎ位置はせん断力の小さい位置に設けるのが原則。
  17. アースオーガ工法では、孔壁崩壊を防ぐため、オーガの引上げ速度を掘進速度より十分速くする。
    解説:誤り。引上げ速度は掘進速度と同程度以下に管理し、急速な引上げによる孔壁崩壊を防ぐ。
  18. スタッド溶接の健全性は、溶接後の打撃曲げ試験等により抜取りで確認する。
    解説:正しい。
  19. 山留め壁の計測管理で、管理基準値を超える変位の兆候が見られた場合は、切梁を減らして変位を逃がす。
    解説:誤り。変位を抑制するため切梁の増設等の補強を行うのが正しい対応。
  20. 寒中コンクリートでは、散水養生により打込み後の急激な温度低下を防ぐ。
    解説:誤り。寒中は保温養生・給熱養生が基本。散水養生は暑中コンクリートの対策。

6. 直前暗記チェックシート

  • □ 打込み終了時間:25℃未満120分/25℃以上90分 を条件と数値のセットで言えるか
  • □ かぶり厚さ:屋内30mm・土に接する40mm・基礎60mmを部位×条件で言えるか
  • □ ヒービング(土圧・粘性土)とボイリング(水圧・砂質土)を逆に言わないか
  • □ せき板(5N/mm²)と支保工(概ね100%)の基準の違いを言えるか
  • □ 高力ボルト接合面は「粗面」が正しく「鏡面」は誤りと即答できるか
  • □ トルシア形の締付け確認は「ピンテール破断」と即答できるか
  • □ 塩化物イオン量0.30kg/m³以下を言えるか

7. 今日の学習導線

  1. 上記チェックシート7項目を、何も見ずに声に出して説明できるか確認する
  2. 正誤判定演習20問を解き、間違えた問題の「なぜ」の段落を読み直す
  3. 重要数値表を書き写し、条件と数値をセットにしたオリジナル単語カードを作る
  4. 翌日、チェックシートだけを見て再テストする(見ずに言えなければ該当項目に戻る)

※本記事は資格学習の要点整理を目的とした個人メモです。数値・法令・仕様書の内容は年度により改訂されるため、受験前に必ず最新の公式教材・仕様書でご確認ください。

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