ITパスポート 完全攻略⑤最終回|厳選演習問題10選+財務分析+QC7つ道具+直前チェックリスト
ITパスポート対策シリーズの最終回です。QC7つ道具、財務分析指標、そして本番そっくりの厳選演習問題10問、試験直前チェックリストを収録しました。
QC7つ道具(品質管理とデータ分析手法)
| 図法 | 特徴 |
|---|---|
| パレート図 | 棒グラフ(件数の多い順)+折れ線グラフ(累積構成比)。重点管理項目の特定に使う(80:20の法則) |
| 特性要因図(魚の骨) | 結果(特性)に対する原因(要因)を体系的に整理 |
| 散布図 | 2つの要素をプロットし「正の相関」「負の相関」を把握 |
| ヒストグラム | データのバラツキを区間ごとの度数で棒グラフ化 |
| 管理図 | 中心線と上下の管理限界線で工程の安定状態を時系列監視 |
| チェックシート | 点検・確認作業の漏れを防ぎデータを収集・分類する表 |
| 層別 | データを曜日別・機械別等にグループ分けして比較 |
財務分析指標
| 指標 | 計算式 | 意味 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 自己資本÷総資産×100 | 財務安全性。40%以上で優良 |
| 流動比率 | 流動資産÷流動負債×100 | 短期支払い能力。100%以上(理想200%以上) |
| 売上高営業利益率 | 営業利益÷売上高×100 | 本業の稼ぐ力の強さ |
知的財産権の保護期間まとめ
| 権利 | 保護期間 |
|---|---|
| 特許権 | 出願から20年間 |
| 実用新案権 | 出願から10年間 |
| 意匠権 | 出願から25年間 |
| 商標権 | 登録から10年間(更新可能) |
厳選演習問題10問
【問1】損益分岐点分析販売単価1,000円、変動費600円、年間固定費800万円の損益分岐点販売数量は?
正解:20,000個。限界利益=1,000-600=400円。800万円÷400円=20,000個。
【問2】サブネットマスク計算IPアドレス192.168.10.65、サブネットマスク255.255.255.192のネットワークアドレスは?
正解:192.168.10.64。192(11000000)と65(01000001)のANDは01000000=64。
【問3】SQL(テーブル結合)社員テーブルと部署テーブルを結合し「東京支社」所属社員を抽出するSQLの空欄は?
正解:INNER JOIN、部署.支社名。共通キーでの結合はINNER JOIN、条件は部署テーブルの支社名を指定。
【問4】線形探索の計算回数要素数10,000個の配列を線形探索する場合の平均探索回数は?
正解:約5,000回。(N+1)/2=(10000+1)/2≒5,000回。
【問5】財務安全性分析流動資産6,000万円、固定資産4,000万円、流動負債4,000万円、純資産4,000万円の場合の自己資本比率と流動比率は?
正解:自己資本比率40%、流動比率150%。総資産1億円。自己資本比率=4,000万÷1億×100=40%。流動比率=6,000万÷4,000万×100=150%。
【問6】セキュリティ攻撃手法DNSサーバに偽のキャッシュ情報を注入し、ユーザーを偽サイトに誘導する攻撃は?
正解:DNSキャッシュポイズニング。IPスプーフィングは送信元IP偽装、ブルートフォースは総当たり攻撃、DoSは大量パケットでサービス不能化。
【問7】EVMSPV=100万円、EV=80万円、AC=90万円のプロジェクト状態は?
正解:進捗は遅れ、コストは予算超過。SV=EV-PV=80-100=-20(遅延)。CV=EV-AC=80-90=-10(コスト超過)。
【問8】AIと著作権法AI開発・学習のための他人の著作物利用に関する記述として適切なものは?
正解:情報解析目的なら著作権者の利益を不当に害しない限り原則許諾なく利用できる。著作権法第30条の4に基づく。
【問9】無線LANセキュリティ盗聴・不正侵入対策として最も不適切なものは?
正解:暗号化プロトコルにWEPを選択する。WEPは重大な脆弱性があり数分で解読される危険な旧規格。
【問10】テスト技法内部構造は見ず、仕様書に基づき入出力のみを確認するテスト技法は?
正解:ブラックボックステスト。ホワイトボックステストは内部ロジックに着目、リグレッションテストは退行確認、ストレステストは負荷耐久確認。
試験直前 最終確認チェックリスト
- Q1.変動費と固定費の違いは?→売上に比例して増えるのが変動費、家賃のように固定でかかるのが固定費
- Q2.プログラム言語や通信手順は著作権で保護されるか?→保護されない。作成されたプログラムコード自体が保護される
- Q3.派遣と請負の違いは?→派遣先が作業員に直接指示を出せるのが派遣、出せないのが請負
- Q4.アジャイル開発の1〜4週間の反復単位は?→イテレーション、またはスプリント
- Q5.クリティカルパスとは?→プロジェクト全体の所要日数を決定する最長経路。余裕時間はゼロ
- Q6.インシデント管理の最優先目的は?→原因究明ではなくサービスを迅速に暫定復旧させること
- Q7.MTBFとMTTRは何を表すか?→MTBFは正常稼働時間の平均=信頼性、MTTRは修理時間の平均=保守性
- Q8.SRAMとDRAMの違いは?→SRAMは高速高価でキャッシュ用、DRAMは安価・要リフレッシュで主記憶用
- Q9.デジタル署名で改ざん検知に使われる技術は?→ハッシュ関数によるハッシュ値の比較
- Q10.多要素認証の3大要素とは?→知識・所持・生体
- Q11.サプライチェーン攻撃とは?→対策の手薄な関連会社や委託先を踏み台にして本体企業を狙う攻撃
- Q12.生成AIの「ハルシネーション」とは?→AIがもっともらしい嘘や事実無根の情報を出力する現象
- Q13.ゼロトラストの基本理念は?→社内ネットワークであっても「すべて信頼しない」を前提に常に検証・認証すること
- Q14.オムニチャネルとは?→実店舗、EC、SNSなどあらゆる販売チャネルを統合して同じ購入体験を提供すること
- Q15.RAG(検索拡張生成)とは?→AIが外部の信頼情報を検索・取得し、内容を踏まえて回答を生成する仕組み
本シリーズ全5回を通じて、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の頻出論点と最新シラバス(生成AI・DX)を完全網羅しました。合格基準は総合600点以上かつ各分野30%以上。セキュリティと法務を最優先で固め、アルファベット略語はフルスペルを意識して学習すれば、確実に合格ラインへ到達できます。
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